|  大学院2013年度(一橋大学)政治史Uシラバス
 
 ■講義題目 政治史研究入門
 
 ■授業概要
 大学院で歴史的アプローチを用いつつ政治学を研究する学生のための入門的な授業です。本や論文を講読しながら分析手法について学びますが、前半で「政治過程論としての政治史学」、後半では「政治学の歴史的制度論」を取り上げる予定です。毎回、1〜2名の学生による報告、教員による解説、全員による討論というかたちで授業を進めます。
 
 ■研究科(専攻)・学年の指定
 ※履修ルール上の指定内容については必ずルールブックおよびガイドブックの該当箇所を確認して下さい。
 
 ■授業の目的・到達目標と方法
 あくまでも入門的な授業であるため、研究史的な方法論よりも、論文の作成に関わる分析手法について理解を深めることを主たる目標とします。授業形態は、文献講読、講義、学生によるプレゼンテーションの組み合わせです。
 
 ■授業の内容・計画
 
 変更の可能性がありますが、以下の通り予定しています。
 イントロダクション
 1.政治過程論としての政治史学
 @政治史とは
 A政治発展
 B政治変動
 C連合政治
 D国家―社会関係
 E国際要因
 F比較分析
 2.政治学の歴史的制度論
 @制度論とは
 A歴史的制度論(1)
 B歴史的制度論(2)
 C歴史的制度論(3)
 D歴史的制度論(4)
 E歴史的制度論(5)
 F構成主義
 
 ■質問等の連絡先
 オフィスアワーは、月曜日の5限です。事前に電子メールにてご連絡ください。
 
 ■テキスト・参考文献
 テキスト:『ポリティクス・イン・タイム』、ポール・ピアソン、勁草書房、ISBN 978-4-326-30187-4、をテキストとして使用する予定です。これ以外は教員が用意し、プリントアウトをしてもらう予定です。
 
 ■他の授業科目との関連
 社会学研究科の他の政治学の科目(「政治学」など)と緊密な関係があります。
 
 ■成績評価の方法
 出席40%、報告40%、発言20%。
 
 ■成績評価基準の内容
 4回以上の欠席、報告回の欠席の場合には、単位を修得するのに必要な最低の基準を満たしていないと判断します。
 
 ■受講生に対するメッセージ
 政治学を専攻する学生はもちろん、隣接諸分野で現代史を専攻する学生も歓迎します。
 
 ■その他
 ・受講希望者は必ず初回に出席してください。
 
 
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