|  学部2020年度(一橋大学)現代労働組合論(連合寄附講義)シラバス
 
              
                
                  | 現代労働組合論(連合寄附講義)  |  
                  |  	社会・基礎  春夏期・月曜日4時限 2単位 |  
 ■授業科目の概要(目的と到達目標)非正規雇用の拡大と労働市場のより一層の流動化によって、日本における「働き方」は大きく変わろうとしています。そうした中で、労働組合は何を考え、何をしているのか、何ができて何ができないのか、それは何故なのかについて、さまざまな立場で労働組合に関わっている人たちの話を聞きながら、考えていきます。「働くこと」に関わるさまざまな問題についての関心と理解を深めることを目的とします。労働団体の第一線で活躍する人たちを毎回ゲスト講師として招き、労働組合が果たしている役割や抱えている問題、さらにはさまざまな労働問題について話していただき、その話をもとに、企業経営者の観点とは異なる観点から、日本社会や企業のあり方や労働者の「働き方」について考えます。
 
 ■学部・学年の指定
 学部2年以上  履修ルール上の指定内容については必ずルールブックおよびガイドブックの該当箇所を確認して下さい。なお、2014年度まで開講されていた「現代労働組合論T(連合寄附講義)」を履修した学生は本授業科目「現代労働組合論(連合寄附講義)」を履修することはできません。
 
 ■授業の内容・計画
 授業の定刻(月曜日15:15)までにGoogle Classroomに動画をアップします。その際に用いる資料はmanabaにアップします。2回目の講義以降(初回は不要)、授業当日の16:00-23:59にmanabaの「現代労働組合論」のコースを開き、講義の感想・質問をアンケートに書いて登録してください。これを出席点および質問点として成績評価の対象とします。なお、アンケートは受付日時が限られていますので、ご注意ください。
 
 【各回の予定】
 @開講の辞、労働組合の基礎知識、働く人を守る―ワークルールと労働組合
 A職場における労働組合の役割
 B労働組合の組織化―非正規雇用労働者の処遇改善に向けた取り組み
 C中小企業における労働組合の取り組み−魅力ある職場づくりと経営危機への対応
 D仕事と生活の両立にむけた取り組み
 E公務労働の現状と良質なサービスの実現をめざす取り組み
 F労働者自主福祉運動の取り組み
 G国際労働運動の取り組み
 Hすべての働く者のために(1)雇用労働法制に関する取り組み、(2)賃金に関する取り組み
 I修了講義−労働運動・労働組合とは何かー「働くということ」を考える
 
 
 ■テキスト・参考文献
 特定のテキストは用いません。
 
 ■成績評価の方法
 成績評価の方法
 出席点:30%
 質問点:20%
 期末レポート:50%
 以上のウェイトで100点満点で採点する。
 出席点・質問点の基準、期末レポートについては、初回に指示するとともに、manabaに文書をアップします。
 
 
 
 ■受講生に対するメッセージ
 わが国における労働組合組織率の低落傾向が指摘されてから長いが、それでも労働組合のナショナルセンターの連合(日本労働組合総連合会)は、わが国のフォーマルな組織として最大の組織人員を誇る存在です。その連合の労働運動や労使関係の最前線で活躍されている多くのリーダーから直にお話が聴ける貴重な機会です。多くの学生の受講を希望します。
 
 
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